今回の研究報告は、学会への応募時に高評価を頂いたとのことで、本学会の上位10発表にのみ与えられる「最優秀演題候補」に選んで頂いての発表となりました。
第一弾の研究成果発表で、ここまでの高評価を頂けると思っておらず、正直、ちょっと驚いています。いや、だいぶ驚きました。。。また、一方で研究者だった時代(学生時代および新卒時代)の自分の研究成果がしょぼく見えてしまいました(笑)
さて、気を取り直して、学会での発表の題目は、
「日本人乳児の成長の季節性変動:スマートフォンアプリを用いたビッグデータ解析」
です。
ということで、今回は、季節によって赤ちゃんの成長に違いがあるかを検証してみました。
本ブログでは研究方法などの詳細は割愛しますが、結果はこちら
- 体重の「伸び」については季節による変動はない
- 身長は春から夏にかけて「伸び」が大きく、秋から冬にかけて小さくなる
また、月別のデータを見てみると、以下の事がわかりました。
- 身長の「伸び」の指標は7月に最大値をとる
- 9月には既に低下する
- 気温や昼の時間の長さの変化のパターンよりも、日射量(太陽からの放射エネルギー)に近いパターンだった
本研究成果は、育児ビッグデータを用いた研究の第一歩です。
まだまだこれから、赤ちゃんの事を調べて、子育てに、小児医療に貢献していきたいと思います。
ファーストアセントでは、こんな研究を一緒にやりたいというメンバーを募集しております。こちらから奮ってご応募ください。